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換毛期にしっかりと換毛を!

「換毛期」ってご存知ですか?
字のごとく「毛が生え換わる時期」のことです。

2重毛と言われるダブルコートの犬種は換毛します。
ダブルコートとは、ひとつの毛穴から主毛複数の副毛が生ている
被毛で、副毛はアンダーコートとも呼ばれ、柔らかい綿のような被毛
が密集している被毛です。
柔らかい綿のようなアンダーコートが密集していることで寒さから身を
守る防寒として犬の重要な体温調節の役目を持っています。
なので、換毛期は主に春と秋の季節の変わり目の年2回ほどで、この
アンダーコートが抜け落ちて生え換わります。

ダブルコートの犬種は、柴犬などの日本犬、コーギー、シェルティー、
ポメラニアン、スピッツなどなど…
野生のイヌ科の動物、狼やキツネなどもダブルコートの被毛を持ち
自然界の気候に合わせて換毛をしています。
ダブルコートの犬種は、野生に近い被毛だと言えますね。

換毛期がほとんどない被毛が1重毛というシングルコートです。
副毛がほとんどなく、ひとつの毛穴から1本の被毛しか生えてません。
換毛期がないので、長毛犬種でもダブルコートのように大量に抜ける
ことがなく、抜け毛が少ないのが特徴です。
シングルコートの長毛犬種は、プードル、ビションフリーゼ、ヨーキー、
マルチーズなどなど…

我が家には老犬プードルがおりますが、掃除の時プードルの抜け毛は
ほとんど見たことがなく、私の抜け毛の方がかなり目立ち…
掃除機の中には私の髪の毛ばかり大量に吸われています。。。
我が家の愛犬としてプードルを選んだ理由のひとつには、抜け毛と体臭
が少ない犬種だから。。。

シングルコートでも短毛犬種の場合は、毛がすごく抜けます。
パグ、フレンチブル、ビーグルなどの短毛犬種はシングルコートですが
換毛期に関係なく一年中抜けているといった感じでとにかく抜けます。
短毛犬種だから手入れが楽だと思っていたら抜け毛が多くて大変~と
いう嘆きを飼い主さんからよく聞きますので、犬種選びは慎重に!

先月のことですが、サモエドのトリミングをしてきました。
前回もトリミングした蘭丸君ですが(こちら→「大型犬のトリミング」
1ヶ月ほどトレーナーさん宅で預かりトレーニングしており、預かって
いる間トリミングして欲しいとの依頼でした。
(蘭丸君のトレーニングの様子は→ 「広上家一族」 

今回は訪問トリミングといっても飼い主さん宅ではなく、トレーナーさん宅
…というより、トレーナーさんの知り合いのブリーダーさん宅のトリミング室
を貸していただいて蘭丸君をトリミングしました。
蘭丸シャンプー前1


今回の蘭丸君のトリミングは、飼い主さんもお呼びしてトレーナーさんも
巻き込んで3人がかりでした。
トレーナーさん宅に預けている間に蘭丸君の被毛に大きな変化が!
まるで換毛期が来たかのように大量にアンダーコートが抜け始めたのです。
シャンプー前のブラッシングは私一人ではかなりの時間がかかってしまう!
そこで飼い主さんとトレーナーさんと3人がかりで蘭丸君の大量に抜ける
アンダーコートをひたすらブラッシングし続けた。。。
蘭丸の大量の毛玉

9月だけど北海道は残暑で暑い…秋はまだまだ…なのになぜこんなに
換毛しているのだ???

サモエドは寒いロシア原産で、トナカイの番やソリ犬として活躍していた
犬種なので、防寒のためにアンダーコートが密集しているダブルコートの
被毛を持っている。
春の時期に換毛期が来て冬用のアンダーコートが抜け夏用の被毛に生え
換わっているはず…

でも…
蘭丸君の抜けたアンダーコートを見ると、これは冬用のアンダーコート
なぜだ?
夏前に換毛しているはずでは???

実は…
サモエドは寒さに強いけど暑さには弱いから暑さ対策をしなければと、蘭丸
君が過ごしやすいようにと少しでも暑がったらエアコンをガンガン使って部屋
の中を涼しくしていたとのことで…
この涼しい気温の中ですっと過ごしていたため蘭丸君の被毛は夏が来たと
思わず、換毛していなかったようです。

しかし、トレーナーさん宅に預けられた蘭丸君…
トレーナーさん宅ではエアコンはあるけどこの時期はほとんど使わず、そのまま
自然な気温のままのお部屋。
エアコンのない部屋は蘭丸君は暑いと感じたらしく、夏が来たと思い一気に換毛
期に突入し、大量の冬用アンダーコートが抜けたという。。。

私たち人間でもそうですよね。。。
人間にも本来、環境適応能力が備わっているのに、エアコンいう人工的な環境の
変化によって、その体温調整能力に変調が起こり、自律神経の失調を来して、
様々な症状を引き起こすことがある「クーラー病」になってしまうことがあります。

犬も同じです。
暑がってかわいそうだとあまりにも過保護になりすぎたことが、今回の蘭丸君に
とって体温調節の妨げになってしまったのですね。
蘭丸君の季節はずれの換毛は一種の「クーラー病」だったかもしれないですね。
換毛はまさに環境適応能力ですから、なるべく自然の環境に適応できるように
してあげなければいけませんよね。

さて、3人がかりで大量のアンダーコートをブラッシングすること1時間…
やっとシャンプーすることができました。
蘭丸もみ洗い

今回は換毛期がやってきたこともあって蘭丸君に初トリートメントしました。
トリートメントの場合は、数分付け置きしなければならないので、蘭丸君に
とってはいつもより長い時間のシャンプーになってしまいました。
飼い主さんに寄り添って付け置き時間をじっと耐える蘭丸君。
シャンプー中の蘭丸

この借りているトリミング室には、業務用の大きなスタンドドライヤーが
あるので、一気にドライングできました。
シャンプーでもドライングでもけっこうアンダーコートが抜けました。
恐るべし換毛期!
ドライング中の蘭丸

シャンプー前のブラッシングと長いシャンプー時間で疲れてしまったよう…
寝る体勢の蘭丸君…長くかかってごめんね~
ドライングされまったり蘭丸

季節はずれの換毛と初のトリートメントで被毛にハリコシが出て今までと
ちがう被毛の状態になった蘭丸君。
ふかふかフワフワ&スッキリ被毛になりました。
仕上がり蘭丸

かなり時間がかかったトリミングでしたが、若い蘭丸君はまだまだ体力が
あるようで、この後飼い主さんとルンルン散歩に行っていました。
蘭丸仕上がり
(写真はトレーナーそのっちさん撮影…ありがとう!)

「この犬種は○○だから…」 「かわいそうだから…」
という飼い主さんの勝手な思い込みが、愛犬の適応能力を妨げていること
になり、愛犬にとって悪い影響になってしまうことがあります。
もう一度、愛犬との暮らしを見つめなおして欲しいです。


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