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大型犬のトリミング

訪問トリミングは、圧倒的に小型犬が多いのですが、たまに大型犬の
依頼もあります。

ショップで働いていた若かりし頃は、アフガンハウンドやセント・バーナード
やオールド・イングリッシュ・シープドッグなど大型犬もトリミングしていまし
たが、トリマー数人がかりでのトリミングでした。

でも、訪問トリミングは私一人…他のトリマーさんはいません。
そう…大型犬の訪問トリミングは私一人でトリミングします。

以前、大型犬の訪問トリミングの依頼があり…ベアデッド・コリーをトリミングしました。
ベアディのトリミング

小型犬や中型犬はトリミングテーブルに乗せてトリミングしますが、大型犬の場合は
ブラッシングやドライング、カットすべて床で行います。
ショップの場合は、大型犬用の大きなトリミングテーブルがあるのでテーブルの上で
トリミングできますが、私のように移動する場合は、大きなトリミングテーブルの持ち
運びは困難なので、大型犬はテーブルなしでのトリミングとなり…
これが、腰に負担がすごくかかるのでつらいのなんのって…(-_-;)

小型犬の場合は、多少暴れても、唸られても、咬んできたとしても、平気な顔をして
トリミングできるのですが、大型犬となるとまったく違ってきます。
暴れたり、咬んでくるようなことがあるのは大問題!こちらの「命」が危ない!
なので、大型犬ならなんでも訪問トリミングを受けるということなく、、、
シャンプーやトリミングに慣れていてしっかりとしつけがされていることが条件です。


今回の訪問トリミングは、大型犬のサモエド「蘭丸君」です。
蘭丸君は、今回で2度目の訪問トリミング。
生後3ヶ月の時に、初めてのシャンプーを訪問トリミングでしました。
その記事はこちら→ 「初シャンプー」

生後3ヶ月の蘭丸君は、まだまだ幼さがある子犬でトリミングテーブルの上に
乗れるくらい体のサイズは小さかったのだけれど…
半年振り会った蘭丸君は、まだ生後10ヶ月だけど、大きく成長していました。
シャンプー前の蘭丸

さすが大型犬!半年でこんなに大きく成長しちゃって!
被毛はまだ短く成犬のように生え揃ってないけど、アンダーコートはモコモコ。

生後3ヶ月の初シャンプーの時に、サモエドのお手入れの仕方を教えたので
飼い主さんは半年間きちんとお手入れをしてくれていて、蘭丸君は真っ白で
きれいな被毛でした。
1週間に1度のペースでシャンプーをしていることを聞いて、飼い主さんに拍手!
きちんとお手入れをしているから、被毛の状態がいいんですね。


サモエドは、ダブルコート(2重毛)でアンダーコート(下毛)がかなり
密集している被毛なので、被毛の根元までしっかりとブラッシングし
ないと、アンダーコートがもつれて大変なことになります。

もちろん、シャンプー前のブラッシングは時間をかけて丁寧にブラッシング
して、もつれがまったくない状態にしなければいけません。
シャンプー前の蘭丸君のブラッシングは、1時間近くかかりました。

いよいよシャンプーです。蘭丸君、笑っている場合でないよー!
笑う蘭丸

飼い主さんも浴室に一緒に入り、蘭丸君を押さえてもらいながらシャンプー開始。
シャンプーはあまり好きではないとことで、特に顔周を触られるのがとても苦手な
ようで、顔のシャンプーはかなり嫌がっていました。

ドライングは、床にタオルを敷いてその上に蘭丸君は寝転んだ状態でしましたが、
蘭丸君はかなりリラックスした状態でした。
ドライング後は、足周りとお尻の毛のカット。
蘭丸君は軟便になりやすく、お尻の毛にウンチがよく付いてしまうとか。。。
ウンチがつかないようにと、お尻の被毛を短く桃尻カットしました。

今回の蘭丸君のトリミングは3時間半かかりましたが、もっと被毛が伸びて
完全な成犬の被毛になると、もっとトリミング時間はかかると思う。

さてさて、その仕上がりは…真っ白でフワフワになりました。
お庭で蘭丸

お尻もスッキリと見えますね。
後姿の蘭丸

汚れてからシャンプーするのではなく、汚れる前にシャンプーをして
いつも清潔できれいな状態を持続すると、大型犬でも普段のお手入
れは楽になります。
正面の蘭丸

蘭丸君のトリミングは飼い主さんのブログで→ 「広上家一族」

トリミング終了後は、飼い主さんと愛犬についてのお話タイム。
訪問トリミングでは、トリミング終了後に飼い主さんとお話し時間があり
カウンセリングも兼ねて犬とのより良い暮らしになればといろいろとアド
バイスしています。

トリミングでは問題のない蘭丸君ですが、ちょっと気になることがありました。
それは、飼い主さんと蘭丸君の関係です。
飼い主さんが蘭丸君に対する接し方というか態度というか…
ストレートに言うと「過保護」そして蘭丸君に「依存」しすぎなところが目に
付いてしまって…
コーギーたちは、トレーナーさんのお世話になってしつけの重要性がわかって
いたはずの飼い主さんなのに、蘭丸君には全く違う接し方だった。

驚いたのは、トリミング最中に蘭丸君におやつを与えていることだった。
トリミング中におやつって…
トリミングは、バリカンやハサミを使うからトリマーと犬はトリミングに集中しな
ければならないのに、そこへおやつって…
ブラッシングが苦手だからおやつで釣る、動き回って大人しくしていないから
おやつでごまかす…
蘭丸君はおやつをくれる飼い主さんの手にしか興味がなくなってしまっていた。
これは、これからトリミングする上で問題になると思う。。。

トリミングに慣れて大人しくしているということも大切なしつけ。
しつけは、人間社会で安全に快適に生きていくためにとても大切で飼い主さん
がしっかりと教えなければならないこと。
そのしつけができているかできていないかで大きく将来が変わってくる。

今は大丈夫でも今後何が起こるかわからない。
飼い主さんが病気になり長期入院するとか、地震や災害などで離れ離れに
なることも、どうしても一緒に暮らすことができず里親のもとで暮らすことにな
ることだってあるかもしれない。
今後予想ができないことが自分におきてしまうかもしれない。
そうなった時に、愛犬になるべくストレスや負担がかからないようにするのが
飼い主としての責任だと思う。

みなさん、問題が大きくなってからあわててトレーナーさんにお願いしますよね。
それでは、遅いのです。
問題が起きてからのトレーニングでは、時間と手間がかかり、かえって飼い主
さんと愛犬にプレッシャーになり、問題解決がなかなかできないことが多くなります。

しつけは、ワクチンと一緒。
病気になる前に予防としてワクチンをする。もし病気になってもワクチンをしている
から軽い症状で済む。
問題が起きないように予防としてしつけがある。もし何か問題が起きてもしっかり
としつけをしていたら、応用が利くし、問題解決も早い。

問題がなくても、困っていなくても、一度プロの方に愛犬との関係を見てもらい
アドバイスをいただくことも必要なのではないかと思います。
「過保護」や「依存」している飼い主さんは、自分がそうだと夢にも思ってないという
より、自分は決してそうではないと思っていることがほとんどですから。

私自身は、トレーナーさんからその家庭環境に合うしつけを教えてもらう出張トレーニング
がいいとは思っているのだけど、時には預かりトレーニングも必要な場合もある。
蘭丸君と飼い主さんの関係を実際に見て、預かりトレーニングをおススメしました。
これは、飼い主さんのトレーニングでもあるんですよ。
すべては愛犬のためです!


蘭丸君の今後はこちらのブログで→ 「広上家一族」


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