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マルチーズの訪問トリミング

一昔前は、とても人気のあった真っ白な毛色が特徴の犬種、マルチーズ
私がトリマーなりたての頃は、シーズーと並んでマルチーズも人気が
あり、トリミングに来る犬種でも多かった。
しかし、今ではトリミングで見かけるマルチーズはめっきりと少なく
なってしまった。

JKCの犬種別登録頭数を比べてみると、
10年前の1996年は、1位がシーズーで6位がマルチーズだった。
昨年の2006年は、1位がダックスで、マルチーズは11位…

1970年代には爆発的な人気となり、1980年頃まで日本の
登録頭数トップつまり1位という人気犬種だったマルチーズ。
しかし、今ではマルチーズはベスト10にも入ってないのだ。

動物病院の待合室でも、ドッグランでも、ドッグカフェでもマルチーズ
を見かけることは少なくなったぁ~
見かけるのはダックスやチワワやプードルばかり…日本の3大人気犬種だ。

トリマーを長年していると、日本の人気犬種の移り変わりがよくわかる。

訪問トリミングのお客様にもマルチーズはいますが、10歳前後という
老犬が多い。
人気のあった10年前頃に飼われたマルチーズが多いのでしょうね。

訪問トリミングの中で長いお付き合いのあるお客様のマルチーズ。
13歳という高齢のマルチーズのシンノスケ君
マルチーズ新之助


以前は、体に触っただけで唸り咬みついてくるというわがままいっぱい
のシンノスケ君でした。
トリミング中はハサミにも咬みついてくるので危険回避のためにエリザベス
カラーを使っていました。
エリカラのしんのすけ


顔を洗ったりドライングするのも一苦労でしたよ。
かみつかれないようにアゴの毛をしっかりと持ってトリミングして
いましたが、その間はずっと歯を見せて唸りながらすごい形相の
シンノスケ君でした。
怪獣新之助


このような犬には怒ったりせず、淡々と無言でトリミングをします。
とにかく、体に触れることやトリミングが嫌にならないように、
トリミングに慣れることを目的としていきます。
今では、エリザベスカラーなしでトリミングできるようになりました。
ブラッシングや爪きりでは相変わらず唸りますが、かみついてくること
はなくなりました。

時間はかかりますが、ゆっくりとトリミングに慣らしていくことも
トリマーにとって必要な技術ですよね。

トリミングしてさっぱりとしたシンノスケ君です。
13歳なのにトリミング中は疲れた様子もなくずっと立っているんですよ。
慎之介のカット


以前、シンノスケ君のトリミング中に、お尻が妙に膨れ上がっている
のを発見してこれはおかしいと思い、すぐ動物病院に連れて行って
もらいました。
診察の結果「会陰ヘルニア」で、手術することになりました。
(こちらを参照→ 「会陰ヘルニア」 )
「見つけていただいてありがとう」と飼い主さんに感謝されました。
このようにトリミング中によくケガや病気を発見することがあります。
本当は飼い主さんが普段のお手入れで異常を見つけてほしいところ
なのですが…
そして、早めの去勢をおすすめしますよ。

高齢のシンノスケ君は年々被毛が薄くなってきています。
特に背中の被毛はかなり薄くなっているので、はげてしまわないか
と心配してますが、人間と同じく歳をとると毛が薄くなるのは仕方
ないですよね。。。
マルチーズ慎之介の背中


このお宅には、もう1頭のマルチーズがいます。
シンノスケ君の息子のリキ君です。
リキ君はまだ若いので被毛はフワフワなのです。
マルチーズのリキ



カットすると、シンノスケ君にそっくりですね!血は争えないなぁ~
シンノスケ君とは違いリキ君は少しビビリ屋さんなので、唸ることも
咬みつくこともなくトリミングはスムーズに進みます。
トリミングのリキ



さて、次に紹介するマルチーズのお客様は、ブログが縁で訪問トリミング
することになった新規のお客様です。
やはりブログで訪問トリミングの存在を知り依頼がきました。

こちらのお宅も2頭のマルチーズ、そして高齢犬とのことです。

最初にトリミングしたのは、11歳のアリスちゃん
マルチーズのアリス


被毛が伸びに伸びていますね。。。
いつもは、しばらくトリミングしなくてすむようにとかなり短くバリカンを
使ってカットしていたようです。

私は、バリカンをほとんど使わないでハサミでカットするタイプのトリマー
なので、今回ももちろんハサミですべてカットしました。
ハサミで短くカットしたアリスちゃんです。
カット後のアリス


マルチーズの被毛は、柔らかくてコシがなく薄い被毛なのでハサミでカット
するのはとても大変で、きれいにカットしようとするとハサミの技術が必要に
なってきます。
プードルよりもシーズーよりも、柔らかくてコシのないマルチーズの被毛を
ハサミできれいにカットするのは本当に大変なんですよ!

もう1頭のマルチーズは8歳のブブちゃん
ブブちゃんは、糖尿病になってしまい毎日飼い主さんがインスリン
を打っているんです。
糖尿病で目が急速に白く濁ってきて白内障にかかりはじめているようです。
トリミング後のブブちゃん。(カット前の写真を撮るのを忘れてしまってすみません)
カット後のぶぶ


糖尿病はかかってしまうと生涯の付き合いにならざるを得ない病気ですから
どれだけ充実した生活を送る事ができるかは、飼い主さんにかかっていますよね。
飼い主さん、ブブちゃんがんばってください!

トリミングしているところを見て飼い主さんは
「すごいきれい!こんなに真っ白できれいにカットできるものなんですね」
と驚いていましたが、あちこちのショップでトリミングしてもらったけど
今回のようにきれいにハサミでカットされたことがないとか…。

う~ん…またまた聞いたこの言葉…。

そして、飼い主さんからとても驚く言葉が!
「トリミングの時に怒ったりたたいたりしないんですね。」

えっ?!怒ったり、たたいたり???

え~~~~っ!そんなことしませんよ!!!

実は、この飼い主さんは愛犬のトリミングを自分でしたくて、ショップに
給料なしで研修ということで働いたことがあるそうで…
そのショップでは、トリマーさんがトリミング中に犬を怒鳴ったり、怒ったり
たたいたりしていたそうで…
時には、スリッカーやドライヤーで犬を殴ることもあったそうで…
それを実際に目の前で見てショックを受けて精神的なダメージがかなり強く
3ヶ月ほどで辞めてしまったとか…
ショップの裏側を知って、トリマーさんはみんな犬を怒ったりたたいたり
してトリミングするんだと思っていようで、トリマーに対して不信感が
いっぱいだったそうです。

実は、私も一番初めに働いたショップで先輩トリマーがトリミングしている犬を
濡れたタオルでビシビシたたいたり、怒鳴ったりしているのを何度も見ました。
それを見て恐ろしくなり、自分にはできないとそのショップは辞めてしまいましたが、
いまだに、トリミング中に怒鳴ったり、たたいたりするトリマーさんがいることは
事実なんですね。。。


もっともっとすごい話を聞きましたが、あまりに酷すぎてここにはとても
書くことはできません。。。

う~ん、飼い主さんから直接そんな話を聞くと、同じトリマーとしてショック!!!
命ある生き物ではなく、犬を物扱いするトリマーがまだいるようですが、
私は命の責任を持って犬に負担やストレスが少ない訪問トリミングを
続けてトリマーの信頼を回復していきますよ!


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