日本の人気犬種
日本の2008年度の犬種別登録数が発表されました。
これは、ジャパン・ケンネル・クラブ(JKC)の2008年1~12月の
犬籍登録頭数です。
昨年2008年の1年間に一番多く登録されたランキング1位の犬種は
プードル でした。
プードルと言っても、トイ・ミディアム・ミニチュア・スタンダードと
サイズの違うプードルを全部いっしょに合計しての登録数ですが、
トイプードルの登録数がダントツに多いです。
日本ではトイプードルが圧倒的人気の犬種ということですね。
毎年発表される犬種別登録頭数ですが、プードルが1位になった
のは、初めてのことではないでしょうか?
2位はチワワ
チワワは、2001年から7年連続の登録数No.2です。
登録頭数はここ数年あまり変わらないので、根強い人気の犬種
なんですね。
でも、人気に火がついたのは、あのTVコマーシャルがもと…
今まで登録数1位だったダックスは、3位になっていました。
1997年から2007年まで10年連続の登録数1位という大人気の
ダックスだったのですが、年々登録数が減少して…3位に。。。
JKC犬種別登録頭数については→ 「JKC 公開データ」
(1999年~2008年の犬種別登録頭数を見ることができます)
トリマーのなりたての若かりし頃は、一般の方にプードルは人気
がなく、プードルと言えばトリマーが飼っているというイメージが
強かった。
ショップにトリミングで来るプードルの数はとても少なく、店頭販売
でもプードルの子犬は人気がなく売れる犬種ではなかった。
その頃は、今現在のようなプードルが大人気になり登録頭数1位
になるなんて想像すらできなかった。
今では、トリミング依頼の犬種はプードルが多くなった。
その頃の人気犬種は、シーズーだった。
毎日毎日シーズーばかりトリミングしていた記憶がある。
ちなみに、14年前の1994年のJKC犬種別登録頭数のランキングは、、、
1位 シーズー 2位 ゴールデン・レトリバー 3位 ポメラニアン
大型犬のゴールデン・レトリバーが人気犬種になった時代がありましたね。
あまりの急激な人気で乱繁殖が起こり、股関節形成不全という
遺伝性疾患の問題が起こり、歩き方のおかしいゴールデンを
多く見かけました。
人気が出ると必ず繁殖の問題が起こり、その結果遺伝性疾患の
犬が多く見られるようになります。
日本人は、流行とか人気とかにすぐ左右され、犬も流行や人気
など見た目などで選んでしまうので、このような遺伝性疾患の
問題は深刻になるばかりです。
ファッションと同じような感覚で犬にも流行がある日本。。。
26年前の1982年のJKC犬種別登録頭数のランキングは、、、
1位 マルチーズ 2位 シェルティー 3位 ポメラニアン
53年前の1955年のランキングは、、、
1位 日本スピッツ 2位 アメリカン・コッカー 3位 ワイヤー・フォックス・テリア
こうして比べてみると、日本は流行などによって人気犬種がよく
変わる国なんですね。。。
犬はまるでファッションやアクセサリーと同じ流行によって人気
が左右される…「命」ある生き物なのに。。。
欧米だと違うんですよ。
日本とは違って犬と暮らす意識や歴史が違いますから、犬種別
ランキングは、毎年ほとんど変わりなしです。
アメリカのAKCでも2008年の登録数ランキングが発表されましたが
1位はラブラドールで18年連続のNo.1なんですって!
登録数上位の犬種はほとんど何年も変動ナシです。
英国(KC)も確か1位はラブラドール(2007年)で16年連続No.1で
やはり登録数上位は毎年変動はほとんどなし。
日本は、登録数上位の変動はけっこうあることがわかります。
テレビや映画などの影響で一気にブームになる犬種。。。
その当時の人気犬種で、それぞれの時代背景がわかりますね。
日本のプードル人気に火がついた原因は、ご存知テディベアカットの出現。
以前のプードルのカットは、手足の先と顔にバリカンでツルツルに刈る
スタイルが一般的だった。
しかし、このスタイルはかなり不評…そのためプードルは人気がなかった。
ところが、モコモコのクマのぬいぐるみのようなテディベアカットが登場
すると、今まで見向きもされなかったプードルが大人気になった。
「プードルは好きではない」と言っていた飼い主が「プードルかわいい」と
言って飛びつく…あちこちでプードルを見かけるようになった。
人気がなかった時代も今もプードルの特徴や性格など魅力は何一つ
変わってないのに、見た目のカットスタイルでキライから好きに変わる…
トリマーとしては、トリミング犬種のプードルが人気になり、頭数が
増えることは仕事的に歓迎すべきことなんだけど…
プードルの飼い主であり、以前と変わらずプードルの魅力をわかって
いる私個人としては、今のプードル人気はかなり複雑な気持ちだ。
これからプードルはどうなっていくのだろう?
ダックスのように何年か連続1位が続き、そのうち登録数が減少して
以前のように人気がなくなり見向きもされなくなるのだろうか?
あのシベリアン・ハスキーのように。。。
「命」ある犬に流行やブームなど起こらないで欲しい。
その裏では、悲惨な現実が起きていることを知って欲しい。
さて、訪問トリミングのお客様のプードルといえば…
これは、ジャパン・ケンネル・クラブ(JKC)の2008年1~12月の
犬籍登録頭数です。
昨年2008年の1年間に一番多く登録されたランキング1位の犬種は
プードル でした。
プードルと言っても、トイ・ミディアム・ミニチュア・スタンダードと
サイズの違うプードルを全部いっしょに合計しての登録数ですが、
トイプードルの登録数がダントツに多いです。
日本ではトイプードルが圧倒的人気の犬種ということですね。
毎年発表される犬種別登録頭数ですが、プードルが1位になった
のは、初めてのことではないでしょうか?
2位はチワワ
チワワは、2001年から7年連続の登録数No.2です。
登録頭数はここ数年あまり変わらないので、根強い人気の犬種
なんですね。
でも、人気に火がついたのは、あのTVコマーシャルがもと…
今まで登録数1位だったダックスは、3位になっていました。
1997年から2007年まで10年連続の登録数1位という大人気の
ダックスだったのですが、年々登録数が減少して…3位に。。。
JKC犬種別登録頭数については→ 「JKC 公開データ」
(1999年~2008年の犬種別登録頭数を見ることができます)
トリマーのなりたての若かりし頃は、一般の方にプードルは人気
がなく、プードルと言えばトリマーが飼っているというイメージが
強かった。
ショップにトリミングで来るプードルの数はとても少なく、店頭販売
でもプードルの子犬は人気がなく売れる犬種ではなかった。
その頃は、今現在のようなプードルが大人気になり登録頭数1位
になるなんて想像すらできなかった。
今では、トリミング依頼の犬種はプードルが多くなった。
その頃の人気犬種は、シーズーだった。
毎日毎日シーズーばかりトリミングしていた記憶がある。
ちなみに、14年前の1994年のJKC犬種別登録頭数のランキングは、、、
1位 シーズー 2位 ゴールデン・レトリバー 3位 ポメラニアン
大型犬のゴールデン・レトリバーが人気犬種になった時代がありましたね。
あまりの急激な人気で乱繁殖が起こり、股関節形成不全という
遺伝性疾患の問題が起こり、歩き方のおかしいゴールデンを
多く見かけました。
人気が出ると必ず繁殖の問題が起こり、その結果遺伝性疾患の
犬が多く見られるようになります。
日本人は、流行とか人気とかにすぐ左右され、犬も流行や人気
など見た目などで選んでしまうので、このような遺伝性疾患の
問題は深刻になるばかりです。
ファッションと同じような感覚で犬にも流行がある日本。。。
26年前の1982年のJKC犬種別登録頭数のランキングは、、、
1位 マルチーズ 2位 シェルティー 3位 ポメラニアン
53年前の1955年のランキングは、、、
1位 日本スピッツ 2位 アメリカン・コッカー 3位 ワイヤー・フォックス・テリア
こうして比べてみると、日本は流行などによって人気犬種がよく
変わる国なんですね。。。
犬はまるでファッションやアクセサリーと同じ流行によって人気
が左右される…「命」ある生き物なのに。。。
欧米だと違うんですよ。
日本とは違って犬と暮らす意識や歴史が違いますから、犬種別
ランキングは、毎年ほとんど変わりなしです。
アメリカのAKCでも2008年の登録数ランキングが発表されましたが
1位はラブラドールで18年連続のNo.1なんですって!
登録数上位の犬種はほとんど何年も変動ナシです。
英国(KC)も確か1位はラブラドール(2007年)で16年連続No.1で
やはり登録数上位は毎年変動はほとんどなし。
日本は、登録数上位の変動はけっこうあることがわかります。
テレビや映画などの影響で一気にブームになる犬種。。。
その当時の人気犬種で、それぞれの時代背景がわかりますね。
日本のプードル人気に火がついた原因は、ご存知テディベアカットの出現。
以前のプードルのカットは、手足の先と顔にバリカンでツルツルに刈る
スタイルが一般的だった。
しかし、このスタイルはかなり不評…そのためプードルは人気がなかった。
ところが、モコモコのクマのぬいぐるみのようなテディベアカットが登場
すると、今まで見向きもされなかったプードルが大人気になった。
「プードルは好きではない」と言っていた飼い主が「プードルかわいい」と
言って飛びつく…あちこちでプードルを見かけるようになった。
人気がなかった時代も今もプードルの特徴や性格など魅力は何一つ
変わってないのに、見た目のカットスタイルでキライから好きに変わる…
トリマーとしては、トリミング犬種のプードルが人気になり、頭数が
増えることは仕事的に歓迎すべきことなんだけど…
プードルの飼い主であり、以前と変わらずプードルの魅力をわかって
いる私個人としては、今のプードル人気はかなり複雑な気持ちだ。
これからプードルはどうなっていくのだろう?
ダックスのように何年か連続1位が続き、そのうち登録数が減少して
以前のように人気がなくなり見向きもされなくなるのだろうか?
あのシベリアン・ハスキーのように。。。
「命」ある犬に流行やブームなど起こらないで欲しい。
その裏では、悲惨な現実が起きていることを知って欲しい。
さて、訪問トリミングのお客様のプードルといえば…
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